No.447 稲葉 治展 「標本箱・トンボの視点から」-木彫-

2021 1/16/土〜30/土


 ドイツの文化相は「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と断言した(NewsWeek)と報じられました。そのアーチストたちの仕事を発信することはギャラリーの使命です。コロナ禍ですが、生命維持のためにもどうぞご配慮の上ぜひお運びください。

 


 <「標本箱」を制作するきっかけになった事が2つある

コロナ待機で断捨離整理中、小学生の頃の写真が出てきた。それは大阪の実家近くの公園内の昆虫館の1枚だった。

突然ヘラクレスオオカブトとオオサマオオハナムグリの標本が鮮明によみがえった。昆虫に夢中の5年間の記憶も思い出す。

もうひとつは、小川洋子の「薬指の標本」の本との出会い、不思議な世界に引き込まれた。

我が家の庭は生物達の命の連鎖が繰り返されている。

自然界の恩恵を受けながら、各々が生きる。

日々、好奇な目を持って庭の散策を楽しむ。

ファーブルに憧れた少年の頃を懐かしく思いつつ、

昆虫の生の美と死の美の姿を見つめ、私の「標本箱」は夢の世界を追う。>  稲葉


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「カブトムシ 樹皮に集まる」   28.5×45.5㎝ (含フレーム)





上:「モビールトンボ」   ヒノキ、スギ、色鉛筆、アクリル絵の具






   

「セミ、トンボ、ハチの仮設」  29.5x26.5x4.5cm、ヒノキ、小枝、紙、アクリル絵の具





「てんとう虫の越冬」 15.5×45.5×4㎝  ヒノキ、樹皮、アクリル絵の具






正面左から

「水辺のハグロトンボ」 44.5x18.5x3.5cm    ヒノキ、小枝、鉛玉、色鉛筆、アクリル絵の具

「シオカラの隊列」   32x57x5cm     ヒノキ、小枝、紙、アクリル絵の具

「夕焼けのアキアカネ」 30.5x53.5x4cm    ヒノキ、小枝、紙、アクリル絵の具

「てんとう虫の越冬」      15.5×45.5×4㎝  ヒノキ、樹皮、アクリル絵の具





上左:「WANTED  ハチ」   22X31X6cm  ヒノキ、小枝、色鉛筆、アクリル絵の具

上右:「WANTED  アブ」   20X31X6cm ヒノキ、小枝、色鉛筆、アクリル絵の具

下左:「WANTED バッタ」   22X31X6cm ヒノキ、小枝、色鉛筆、アクリル絵の具

下右:「WANTED カマキリ」  22X31X6cm ヒノキ、小枝、色鉛筆、アクリル絵の具




「ゴライアス3匹」   32.5x61x6cm 、ヒノキ、小枝、アクリル絵の具











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Gallery A・C・S

ようこそアートの森 ギャラリーA・C・Sへ 山に木を植える男の話があります。コンクリートの白い街に、月に1本づつ木を植えるように、 心のオアシスになるすばらしい作品の展覧会を開いていきたいと願っています。ぜひお運びください。