No.492 市橋安治展 - 没後5年 - '24 06.15~29

     病を得て 産まれた 「曼荼羅」


 ー2012年の2月に肺癌・余命半年を告げられました。抗癌剤は不適合で放射線のみの治療を続けました。

 木曽川で産湯を浸かったと豪語するほど泳ぎは得意でしたが 体力をつけるため、はじめてコナミで正式な泳ぎを習い「こんなに面白いとは知らなかった」と夢中で通いました。 体調を戻し2013年9月のA・C・S、‘14年 銀座 中和ギャラリーでの復帰展の作品(油彩画・版画)を中心に展示します。 


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             私の曼荼羅

           昨年の春、思わぬ大病をした。
           余命を告げられ身の不運と残された時間に
           思いを馳せながら、遺言として描き始めた作品群。
           それは真に描く事が、そのまま祈りとなった。
           しかし私の祈りは届くだろうか?
           死んだ者たちに……。
           生きとし生けるものたちに……。

                       (市橋/2013 .05)



動画・井上昇治さまサイトへ




 版画芸術204号にご掲載いただきました。

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Gallery A・C・S

ようこそアートの森 ギャラリーA・C・Sへ 山に木を植える男の話があります。コンクリートの白い街に、月に1本づつ木を植えるように、 心のオアシスになるすばらしい作品の展覧会を開いていきたいと願っています。ぜひお運びください。