ー没後1年・生誕 72 年ー
ゴッホを師としながらもゴヤの黒い絵に惹かれて71年にスペインへ渡り、ゴヤの版画に出会った。日本から技法書を取り寄せて独学で夢中で創った第一作が「異邦人」 (昨年の案内状の作品)、弱冠23才であった。5年半の若き日のスペイン滞在中は素晴らしい制作と出会いにあふれた。
帰国後、絵画と版画制作は画風がどんどん変わって行った。市橋の「絵を描く(=版画を創る)」とは「心のまま」を表現するという事であった。
今回の個展は昨年の急逝直後の「初期の版画 '73~'76」の延長線上にあります。スペイン時代の銅版画とシルク作品が並んだ昨年に続き、その後の「MadridからNagoyaへ ー 没後1年、生誕72年」として、銅版画・ドローイングそして油彩画が26点並びます。
青春時代の輝き切った瞬間をご覧ください。(佐藤文子)
◎ <OutermostNAGOYA「市橋安治展 没後1年・生誕72年」>へ
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「月光」 1002 x 702cm 紙に水彩絵具、パステル 1983
↑ 1975~76 帰国前までの作品 ドローイング、コラージュ、スクラッチ
↑ 無題 64.8 x 598cm 紙にドローイング 版画等コラージュ 1975 マドリッドにて制作(27才)
↑ 無題 65 x 50cm 紙にドローイング コラージュ 1975 マドリッドにて制作(27才)
↑ 1977年 帰国翌年の制作 ドローイング
無題 1980年代(不明) 82 x 61cm 紙に水彩絵具
↑ 左:「GOTH による 悲しみ」 油彩72 X 53cm キャンバスに油絵具 1966年(18才)
↑ 1977~81 の銅版画(カラーエッチング)
↑ 無題 カラーエッチング 47 x 36cm Ed.25 1977 帰国後(29才)
↑ Venus カラーエッチング 47 x 36cm Ed.25 1981 帰国後(33才)
Torso カラーエッチング 23.5 x 18cm Ed.25 1981 帰国後(33才)
↑ 自画像 10号P 1971年 マドリッド到着3ヵ月後 キャンバスに油絵具 (22才)
↑ 自画像 55 x 38cm 1984年 キャンバスに油絵具 (36才)
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