No.441 市橋安治 「マドリッドから名古屋へ、その変容」 2020年8月18日(火) 〜29日(土) <休み:日 & 月>

 ー没後1年・生誕 72 年ー 


 ゴッホを師としながらもゴヤの黒い絵に惹かれて71年にスペインへ渡り、ゴヤの版画に出会った。日本から技法書を取り寄せて独学で夢中で創った第一作が「異邦人」 (昨年の案内状の作品)、弱冠23才であった。5年半の若き日のスペイン滞在中は素晴らしい制作と出会いにあふれた。

 帰国後、絵画と版画制作は画風がどんどん変わって行った。市橋の「絵を描く(=版画を創る)」とは「心のまま」を表現するという事であった。

 今回の個展は昨年の急逝直後の「初期の版画 '73~'76」の延長線上にあります。スペイン時代の銅版画とシルク作品が並んだ昨年に続き、その後の「MadridからNagoyaへ ー 没後1年、生誕72年」として、銅版画・ドローイングそして油彩画が26点並びます。

 青春時代の輝き切った瞬間をご覧ください。(佐藤文子)


◎ <OutermostNAGOYA「市橋安治展 没後1年・生誕72年」>

◎ <市橋安治展 動画>

<<ナゴヤ・アーティスト・エイド>>「不在のアート」

「月光」 1002 x 702cm  紙に水彩絵具、パステル 1983




↑ 1975~76 帰国前までの作品 ドローイング、コラージュ、スクラッチ

↑ 無題  64.8 x 598cm    紙にドローイング 版画等コラージュ  1975 マドリッドにて制作(27才)


↑ 無題  65 x 50cm 紙にドローイング コラージュ  1975 マドリッドにて制作(27才)





↑ 1977年 帰国翌年の制作 ドローイング



無題  1980年代(不明)  82 x 61cm  紙に水彩絵具



↑ 左:「GOTH による 悲しみ」 油彩72 X 53cm   キャンバスに油絵具 1966年(18才)



↑ 1977~81 の銅版画(カラーエッチング)



↑ 無題  カラーエッチング 47 x 36cm    Ed.25  1977 帰国後(29才)




↑ Venus   カラーエッチング 47 x 36cm      Ed.25  1981 帰国後(33才)





Torso   カラーエッチング  23.5 x 18cm  Ed.25  1981 帰国後(33才)






↑ 自画像 10号P    1971年 マドリッド到着3ヵ月後 キャンバスに油絵具 (22才)





↑ 自画像  55 x 38cm 1984年  キャンバスに油絵具  (36才)





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Gallery A・C・S

ようこそアートの森 ギャラリーA・C・Sへ 山に木を植える男の話があります。コンクリートの白い街に、月に1本づつ木を植えるように、 心のオアシスになるすばらしい作品の展覧会を開いていきたいと願っています。ぜひお運びください。